なぜ同じ判断を繰り返してしまうのか
前回の記事で、
人は「表の思考」ではなく「裏の前提」で行動している、という話をした。
うまくやりたいと思っていても、
無意識に「どうせ無理」という前提を持っていれば、
行動はそちらに引っ張られる。
問題はここから先にある。
その前提にどうやって気づくのか。
無意識はそのままでは見えない
無意識の前提は、言葉として自覚されていない。
だから、
- 「自分は前向きに考えている」
- 「ちゃんとやろうとしている」
という認識と、現実の行動がズレる。
ここで多くの人は、
- 意志が弱い
- 継続力がない
と結論づける。
ただ実際には、
前提に気づけていないだけ
というケースが多い。
方法①:結果ではなく「直前の思考」を見る
多くの人は結果だけを振り返る。
- 失敗した
- うまくいかなかった
ここで止まる。
ただ、見るべきはそこではない。
その判断をした“直前に何を考えていたか”
例えば、
プレゼンで声が弱くなった場合
- 「失敗した」が結果
ではなく、
- 「失敗したらどうしよう」と思っていたかどうか
ここを見る。
麻雀でも同じ。
- 押せなかった
- 中途半端な選択をした
ではなく、
- 「負けたくない」という意識が強くなっていなかったか
を確認する。
重要なのは
行動の理由ではなく、行動の直前の思考
方法②:「繰り返しているパターン」を探す
単発の出来事では、前提は見えない。
見るべきは、
繰り返されているズレ
- いつも同じ場面で止まる
- 似たような場面で判断がブレる
- 結果のパターンが似ている
例えば、
- プレゼンになると毎回弱くなる
- 勝負どころで毎回引く
- 苦手な人に対して毎回距離を取る
このときにやることは一つ。
「この場面で自分は何を前提にしているか?」と問うこと
ここで初めて、前提が浮き上がる
方法③:言葉ではなく「行動のズレ」で判断する
ここが最も重要。
無意識の前提は、言葉ではなく行動に出る。
- 前向きに考えていると言いながら、動いていない
- やるべきと分かっているのに、選んでいない
このときに見るべきは、
言っていることではなく、やっていること
例えば、
「うまくやりたい」と言いながら
- 準備を浅くする
- リスクを避ける
- 行動を先延ばしする
このズレがある場合、
裏では
- どうせうまくいかない
- 失敗したくない
といった前提が働いている可能性が高い。
つまり
行動は嘘をつかない
方法④:感情が動いた瞬間を切り出す
もう一つの入り口は感情。
- 不安になった
- 面倒になった
- 嫌だと感じた
この瞬間には、
必ず前提が存在している。
例えば、
プレゼン前に不安になるなら、
- 「失敗する可能性」に意識が向いている
麻雀で守りに入るなら、
- 「失うこと」に意識が向いている
感情は結果ではなく
前提が動いたサイン
結論
無意識の前提は、
直接見ることはできない。
ただし、
- 行動の直前の思考
- 繰り返されるパターン
- 言動のズレ
- 感情の動き
この4つを辿れば、
間接的に特定できる。
重要なのは、
ポジティブに考えることではない。
自分がどんな前提で動いているかを把握すること
次にやること
ここまでで、
前提の見つけ方は分かった。
ただし、
気づくだけでは何も変わらない。
- 気づいても、また同じ前提で動く
- 分かっていても、判断が変わらない
これは普通に起きる。
- 前提をどうやって書き換えるか
- 判断をブレさせない仕組み
- 実際に行動を変える方法
を分解する。



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