Notionでできること。無職の私が生活の立て直しに使っている3つの用途

思考・停滞

Notion(ノーション)、名前はよく聞くけれど、結局何ができるのか分からない。そう思ったことはないだろうか。

Notionは、メモや日記、タスク、予定、データベースなどを、1か所にまとめて管理できるツールだ。例えば、次のような使い方ができる。

  • メモや日記を書く
  • タスクや予定を管理する
  • 読書や健康の記録を残す
  • ブログの記事やアイデアを管理する
  • 書き溜めた情報をAIに読ませて分析する

検索すると「何でもできる万能ツール」と紹介されることが多い。しかし「何でもできる」は、初心者にとっては「何をすればいいか分からない」とほぼ同じ意味だと思う。

私は2025年に退職して、今は無職だ。会社を離れると、予定も締切も、他人からは与えられなくなる。放っておけば、何もしないまま1週間が終わる。

その生活を立て直すために使っているのがNotionだ。現在は、日記や目標だけでなく、食事、運動、体調、習慣、ブログ、週間KPIまでNotionにまとめている。

ただし、最初からすべてを作ったわけではない。日記を書くための1ページから始まり、必要なものを少しずつ追加していった。

今回は機能を網羅するのではなく、「無職の生活管理」という実例を通して、Notionでできることを紹介したい。


Notionが「何でもできる」せいで挫折する理由

最初に正直に書いておくと、Notionは初見で使いこなせるツールではない。

真っ白なページを前にして、「さて、何を作ればいいのだろう」となりやすい。他人が公開している凝ったテンプレートを真似して、複雑すぎて更新しなくなることもある。

私も、Notionは機能から入らない方がいいと思っている。最初に考えるべきなのは「Notionで何ができるか」ではなく、「自分の生活の何をNotionに置きたいか」だ。

私は、自分の生活の中で行き場が定まっていなかったものを、少しずつNotionに置いていった。現在、特に使っている用途は次の3つだ。


できること①:日記とジャーナリングで頭の中を外に出す

私のNotionの中心は日記だ。

私は考えすぎて動けなくなるタイプで、頭の中だけで考えごとを続けると、同じところをぐるぐる回って止まってしまう。Notionに毎日書き出すようになってから、「考えが頭の外に置かれている」という感覚ができた。

私の日記ページには、普通の日記だけでなく、次のような記録をまとめている。

  • その日にやること、やったこと
  • 読書で気づいたこと
  • 頭の中で考えていること
  • 日常や特別な出来事
  • ブログやNoteのネタ
  • お金や将来について考えたこと

書いた内容には「日記」「思考」「週間」「ネタ」などのタグを付けている。後から「以前も同じことで悩んでいなかったか」「この考えはいつから持っていたのか」を探しやすくするためだ。

日付ごとにページを作って、考えたことを書く。基本はそれだけだ。

それでも、過去の自分の思考を検索して読み返せることは、紙のノートにはない強みだと思う。

ジャーナリングの詳しいやり方は、4年間続けてわかった日記とジャーナリングのやり方で紹介している。


できること②:目標と振り返りで、無職の1日に構造を作る

無職には、会社が与えてくれる締切も評価もない。放っておくと、1週間が何もないまま溶ける。

だから私は、年間・月間・週間・日間の単位で、目標と振り返りをNotionに置いている。

特に毎日使っているのが、朝と夜の記録だ。

朝に書くこと

  • 今日これだけは終わらせること
  • 今日やらないこと
  • ブログや収益活動の予定
  • 睡眠や体調
  • 今日一番重要な判断

例えば「今日はブログを1本公開する」「Amazon Prime動画を見ない」と決める。

無職だから時間がたくさんあるように見えるが、何を優先するかを決めなければ、情報収集や考えごとだけで1日が終わる。

夜に振り返ること

  • 最重要タスクを終えたか
  • 実際に何をしたか
  • ブログやNoteの結果
  • うまくいった理由
  • 崩れた理由
  • 明日改善すること

単に「今日は頑張った」「今日はダメだった」で終わらせず、何が行動や結果につながったのかを確認する。

週の終わりには、ブログの公開数、Noteの更新、健康、習慣などを週間KPIとして振り返っている。

大層な目標でなくていい。「今週はブログを1本出す」程度のことを書いて、できたかどうかを確認する。それだけでも、締切のない無職生活に少しずつ構造ができる。

私が実際に使っている朝・夜・週間のテンプレートは、別記事で詳しく紹介する予定だ。


できること③:ブログ・Noteの記事を管理する

このブログとNoteの記事も、Notionで管理している。

記事を書こうと思ったときに一番困るのは、文章を書くことより「次に何を書くか」を決めることだったりする。そこで、Notionには次のような情報を置いている。

  • 思いついた記事のアイデア
  • これから書く記事
  • 執筆中の記事
  • 公開済みの記事
  • 内部リンクでつなげたい記事
  • 今後シリーズ化したいテーマ

記事の状態を分けておけば、毎回ゼロから考える必要がない。

例えば、今書いているこの記事も、単独の記事として作っているわけではない。この記事からジャーナリング記事へ送り、今後は「無職の生活管理」「Notionの日次テンプレート」「NotionとAIの組み合わせ方」へつなげる予定だ。

書き続けたい人にとっては、記事の置き場所を決めるだけでもNotionを使う価値があると思う。


Notionでは健康・食事・習慣もまとめて管理できる

私の場合、Notionには日記やブログ以外の情報も置いている。現在は、別のページに次の記録をまとめている。

  • 食事記録
  • 運動記録
  • 体調や痛みの記録
  • 習慣トラッカー
  • 週間KPI

以前は、食事は食事、運動は運動、日記は日記と、それぞれ別の場所に記録していた。Notionでは、これらを1つの生活記録として残せる。

例えば「筋トレをした翌日に体が痛くなった」「睡眠時間が短い週はブログが進まなかった」といった、別々の記録の関係も振り返りやすい。

ただし、最初からここまで作る必要はない。私も必要を感じるたびに、少しずつ記録を追加してきた。初心者は、日記かタスク管理のどちらか1つから始める方が続きやすいと思う。


補足:Notionに溜めた記録をAIに分析してもらえる

最近、Notionの使い方がもう一段変わった。

これまでは、Notionに記録を保存し、自分で読み返していた。現在は、Notionに溜めた記録をChatGPTやClaudeに読み込ませて、分析にも使っている。

私の使い方は主に2つある。

1つ目は、AIとの会話で気になった部分を整理し、Notionへ貼り付けて残すことだ。これは連携というより手作業だが、AIとの会話をその場限りで終わらせず、後から使える記録に変えられる。

2つ目は、Notionに保存している日記、健康、習慣、目標などをAIに参照させることだ。例えば、週間KPIを読ませて、こんなことを分析してもらっている。

  • 最近ブログが進んでいる理由
  • 行動が崩れやすい日の共通点
  • 睡眠や体調と作業量の関係
  • 来週は何を減らすべきか

自分で書き溜めた記録が、AIに渡せる「自分のデータ」になる。単に日記を読み返すだけでは気づきにくかった使い方だった。

なお、Notionとの接続方法や利用できる機能は、AIサービスのプランや設定によって異なる。

AIツールの使い分けは、ChatGPT・Claude・Perplexityの使い分けで紹介している。


ここまでのNotion管理は無料版でできる

念のため書いておくと、ここまで紹介したNotion側の使い方は、すべて無料版で行っている。私はNotionには課金していない。

個人で日記、目標、タスク、記事、健康記録を管理する程度なら、今のところ無料版で困ったことはない。

もちろん、チームで使う場合や、より高度な機能が必要になれば有料版を検討することになる。ただ、個人で始める段階なら「まず無料で使い、困ってから考える」で十分だと思う。


Notionが向いている人・向いていない人

Notionが向いている人

  • 日記や記録を後から検索して振り返りたい人
  • メモ、タスク、予定を1か所にまとめたい人
  • 過去の自分の考えと現在を比較したい人
  • 複数の記録を関連付けて見たい人
  • ブログや創作のアイデアを管理したい人

Notionが向いていない人

  • 買い物メモ程度しか必要ない人
  • 書いた内容をほとんど読み返さない人
  • 最初から完璧な管理システムを作ろうとする人
  • 設定や整理そのものが目的になってしまう人

買い物メモだけなら、スマートフォンの標準メモアプリの方が速い。また、最初から複雑なテンプレートを作ると、記録を始める前に疲れてしまう。

Notionは、使いこなしてから役立つのではない。必要なものを置いていくうちに、少しずつ自分用の道具になっていくものだと思う。


まとめ:Notionを「生活の置き場所」として使う

Notionでできることを紹介してきたが、私が使っている機能自体は、それほど難しくない。

ページを作る。書く。分類する。後から読み返す。基本はそれだけだ。

それでも、考えすぎて止まりがちな私の生活は、日記、目標、体調、記事の置き場所をNotionに決めてから、以前より回りやすくなった。

Notionは「何でも管理できる万能ツール」と考えると難しい。「自分の生活の置き場所を1つにするツール」と考えると、使い方が見えてくる。

最初は1ページでいい。今日考えたことを書くか、明日やることを3つ書くところから始めてみてほしい。

書く習慣を深めたい人は、4年間続けてわかった日記とジャーナリングのやり方へ。

実際に私が使っている朝・夜・週間の記録方法は、無職の私がNotionで生活を管理している方法で詳しく紹介する予定だ。

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