ブログを書きたいのに、一本仕上げるのに何時間もかかる。そして挫折。そんな経験はないだろうか。
私は下書きまでは書けるのに、そこから記事の形に整えるのがとにかく苦手だった。考えすぎて手が止まり、書き終わる頃には公開する気力が残っていない。そんなことの繰り返しだった。
それが今は、AIのClaude(クロード)に整形をほぼ任せている。体感で3時間かかっていたブログ作業が、集中すれば1時間〜1時間半で終わるようになった。
ちなみにこの記事も、私の下書きをClaudeが整えたものだ。もちろん、そのまま公開したわけではない。最後は自分で読み返し、表現や事実関係を修正している。
今回は、Claudeの文章作成機能でブログ執筆の手順がどう変わったかを書いてみたい。
以前のやり方:ChatGPTで書いて、Claudeで整えるという二度手間
最近まで、私の書き方はこうだった。
気ままに書いた文章をまずChatGPTに投げて、記事っぽい形にしてもらう。そして、そこでできた文章を今度はClaudeに貼り付けて、文体を整えてもらう。
AIを2つ使う、二段構えのやり方だ。
これでも記事は書けていた。しかし、コピペの往復が地味に面倒だった。ChatGPTとClaudeで文体の癖が違うので、行き来するうちに自分の文章がどこかへ消えていく感覚もあった。
どちらに何を頼んだか分からなくなり、途中のバージョンが迷子になることもよくあった。
Claudeの文章作成が優れていると感じる3つの理由
なぜ最後の整形だけはClaudeに任せていたのか。二段構えの頃から感じていた理由が3つある。
日本語が自然で、直す箇所が少ない
私が使った範囲では、ChatGPTより語尾や言い回しを修正する回数が少なかった。返ってきた文章に赤を入れる時間が明らかに短い。
文体を維持したままリライトできる
ルールを渡しておけば、「私」の一人称も、だ/である調も、短い段落も崩れない。整形されても自分の語り口が残っているのが大きい。
長文をまとめて編集できる
ブログ記事なら、私が普段書く3,000文字前後の原稿をそのまま渡しても、一括で構成や文体を整えてくれる。途中で分割する手間がないので、編集作業がかなり楽になった。
Claude有料版で、執筆が「一括作成・編集」に変わった
転機は、Claudeの有料版(月20ドル、約3,000円)に切り替えたことだ。理由は3つある。
1つ目はプロジェクト機能。ブログのルールをまとめて登録しておけるので、毎回指示を書き直す必要がなくなった。
2つ目は長文の一括編集が現実的になったこと。無料版の回数制限では、記事一本を通して編集する前に作業が止まってしまう。
3つ目はCoworkだ。Claude Desktop(PC用アプリ)にある機能で、PC上のファイルを直接作成・編集できる。下書きを渡すと、記事ファイルの完成までデスクトップ上で完結する。
結果、下書きを投げるだけで、構成・見出し・整形・内部リンクの位置まで一度に記事の形になって返ってくる。ChatGPTとの往復は不要になった。
実際にClaudeに渡している指示文(抜粋)
一番聞かれそうな部分なので、私がプロジェクトに登録している指示文を少し長めに載せておく。
【ブログの前提】
- 運営者: アラフォー、海外在住、2025年に退職して現在ニート
- コンセプト: 「考えすぎて止まる人間」を実験体に、
動けない理由を感情論ではなく構造で整理する
【記事を書く前に必ず設計すること】
① 誰向けの記事か
② 読者はどんな停滞を抱えているか
③ 読み終えた読者にどんな行動を起こさせるか
④ 内部リンク先はどこか
【文体ルール】
- 一人称は「私」、だ/である調
- 冒頭は読者の疑問や悩みから入る
- 段落は1〜3文で短く。一文だけの段落で強調してもよい
- 具体的な数字・商品名・金額を入れる
- 体験談で終わらせず、必ず読者に返す
- まとめは断定で締めず、「〜かもしれない」の余白を残す
- 自虐や失敗談を隠さない。成功譚にしない
【禁止事項】
- 「いかがでしたか」
- 「〜ではないでしょうか」の乱発
- AI的な整いすぎた締め
- 誇張・セールス色の強い表現
ポイントは「書いてほしいこと」より「やってほしくないこと」を具体的に書くことだと思っている。禁止事項を入れてから、AI臭い文章が明らかに減った。
Claudeに任せること、自分でやることを分けている
とはいえ、全部AIに書かせているわけではない。役割分担はこうだ。
自分でやること: 体験すること、本音の下書きを書くこと、最終判断。
Claudeに任せること: 構成、整形、見出し、誤字脱字、内部リンクの整理。
以前、試しにテーマだけ渡してClaudeに丸ごと書かせてみたことがある。出てきた文章は整ってはいたが、読み返すと自分の文章ではなかった。体験のない文章は、どうしても薄くなる。
だから素材は必ず自分で書く。Claudeは編集者であって、著者ではない。この線引きが、今のところ一番うまくいっている。
Claudeを使い始めて実際に変わったこと
数字と実感をまとめておく。
- 記事一本の作業時間: 体感3時間 → 集中すれば1時間〜1時間半
- 文章を整える作業がほとんどなくなった
- 「整えるのが億劫で公開できない」がなくなり、書くストレスが減った
- 更新ペースが上がった: 1日1本が限界だったが、3本書ける日もある。
- 「素材は自分、編集はClaude」という役割分担が固まった
私にとって一番大きいのは時間ではなく、最後の一つかもしれない。考えすぎて止まる自分でも、「下書きさえ書けば前に進む」という構造ができたことだ。
Claudeでの文章作成が向いている人・向いていない人
正直に両面を書いておく。
向いている人
- 下書きやメモは書けるが、記事の形に整えるのが苦手な人
- ブログを続けたいが、一本に何時間もかけられない人
- 自分の文体ルールをある程度言葉にできる人
向いていない人
- ゼロから全部AIに書かせたい人。体験のない記事は薄くなるし、続けても資産にならないと思う
- 無料で済ませたい人。無料版は使用回数の制限がきつく、記事一本を通して編集するのは正直厳しい
月3,000円を高いと感じるかどうかは、書く頻度次第だ。週1本以上書くなら元は取れる感覚がある。月1本なら、まだ無料版で足りるかもしれない。
まとめ:考えすぎて公開できない人ほど、Claudeは効く
私は「考えすぎて動けない」を延々とやってきた人間だ。ブログでも同じで、書いたのに整えられず、公開できずに止まっていた。
Claudeを編集者にしてから、そこが変わった。3時間が1時間半になったこと以上に、「公開まで止まらなくなった」ことが大きい。
もちろん、AIがあれば誰でも書けるとは言わない。素材になる体験と下書きは、結局自分にしか書けないからだ。
しかし「書きたいことはあるのに形にできない」で止まっている人にとって、Claudeは十分すぎる相棒になると思う。
まずは無料版でいい。書きかけの下書きを一本投げて、「ブログ記事の形に整えて」と頼んでみてほしい。返ってきた文章を見れば、この記事のタイトルの意味が分かるはずだ。



コメント